[ジュジョールに関する出版物]

josep maria jujol, arquitecte. 1879-1947 (Col-legi d'Arquitectes de Catalunya)
1988年頃、開かれたジュジョール展の図録。
ブックデザイン的にも魅力的な本。

JUJOL, IGNASI DE SALA-MORALES (Ediciones Poligrafa, S. A.)
ラ・クレウ館の美しい階段部分が表紙の写真集。

Josep Maria Jujol (TASHEN)
英語、ドイツ語、フランス語でテキストが書かれた写真集。

Josep M. Jujol a les comarques de Tarragona
2002年に開催されたタラゴナでの展覧会の図録。

Josep M. Jujol (Vincent Ligtelijn, Rein Saariste, 010 Publishers)
ロッテルダムで出版されている本。テキストは英語。

Josep Maria Jujol Five Major Buildings 1913-1923 (Dennis Dollens)
タイトルからわかるように英語で書かれたジュジョールの本。
ジュジョールの代表作を中心に紹介。

JUJOL (Joan Bassegoda i Nonell, GENT NOSTRA 77)
ガウディ研究で有名なバセゴダ教授による薄い冊子の本。

LA ARQUITECTURA DE J. M. JUJOL (Editorial La Gaya Ciencia)
けっこう早い時期に出版された本。
カルロス・フローレスやジュジョールの息子ジュジョールが執筆。

Josep Ma. Jujol a Sant Joan Despi, Projects i obra 1913-1949
サン・ジュアン・ダスピにある
ジュジョールの作品について書いたもの。

JUJOL A GUIMERA (Parroquia de Santa Maria de Guimera)

Jujol dissenyador (Fundacio "la Caixa")
2002年、カタルーニャ美術館で開催された
「デザイナー・ジュジョール展」の図録。
ブックデザイン、色使いがなかなかしゃれています。


L'Univers de Jvjol
これは1998年に開かれた展覧会の図録。
ジュジョールがデザインした水差しやタイルの制作過程なども
紹介しています。
jujolでなく、jvjolとなっているのは意識的なもの。
ジュジョール自身がわざとuではなく
vを用いることがあったからのようです。

Actualitat permanent de l'obra de Josep M. Jujol

TEATRE METROPOL, UN ESCENARI AMB PASSAT I AMB FUTUR
ジュジョールが手がけたメトロポール劇場に関する小冊子。

LA EGLESIA PARROQUIAL DE VISTABELLA
ビスタベーリャのサグラー・コル教会についての小冊子。

El Santuari de Montferri Nostra Moreneta
モンフェリのモンセラー教会に関する小冊子。

Inauguracio del Santuari de la Mare de Deu de Montserrat
モンセラー教会に関する小冊子。
1999年の完成時に発行されたもの。
注)欧文の書名については、欧文のアクセント記号等が正確には表記できておりません。ご了承ください。

[日本で紹介されたジュジョールの記事について]





 ガウディについて書かれた本、丹下敏明さんの『ガウディの生涯』(彰国社、1978)や鳥居徳敏さんの『アントニオ・ガウディ』(SD選書・鹿島出版会、1985)などを丹念に読んでいくと、ジュジョールについても意外に多くのことが書かれていることがわかる。

 まとまったジュジョールについての記事は、古いものでは、「ジュセプ・マリア・ジュジョール1879-1949……実存としての抽象……」(丹下敏明、a+u December 1980)、SD 88 09特集「アントニオ・ガウディとその師弟たち」にまとまったものがあり、1992年、私が『ガウディの影武者だった男』(徳間書店)を書いたときにも参考にさせてもらっている。

 比較的近年のものとしては、SD 99 04「ガウディの愛弟子 ジュジョールの夢」、エクスナレッジムック「HOME」(2003年11月号、ガウディとモデルニスモの特集号)、「芸術新潮」2004年8月号(全一冊「スペインの歓び」の「早すぎたダダイスト ジュジョールの廃品ハウス」などがある。(芸術新潮の記事は、大々的なスペイン取材にもかかわらず、ジュジョールに詳しい人が文章を書いていないことが悔やまれる。)
 2002年末から2003年初頭、横浜赤レンガ倉庫で開かれた展覧会「生命の建築:ガウディとジュジョール」の図録でも、当然、ジュジョールについての紹介がなされている。

 また、コミックスの『ギャラリーフェイク』(ART.79 ガウディ・ゴースト)、『ゼロ』(#134 ガウディのサグラダ・ファミリア)でも、ジュジョールについて描かれている。(これらは、私の『ガウディの影武者だった男』が参考文献となっている。しかし、コミックスに描かれているほど、ガウディとジュジョールの関係は単純ではないと思う。)

 私が「週刊朝日」(1991年5月31日号)で「ガウディの影武者だった男 建築家ジュジョールの世界」という記事を書き、その後、再取材を行ってまとめたものが『ガウディの影武者だった男』(徳間書店、1992)である。

『それぞれのスペイン』(山手書房新社、川成洋・中西省三編、1991)で「ジュジョールを追って」、『バルセロナ散策』(行路社、坂東省次・川成洋編、2001)で「ジュジョールについて」としてジュジョールについて書き、エッセイ『ダリの国が見たい!』(大日本図書、1994)や『バルセロナ・カタルーニャ美術散歩』(JTB CAN BOOKS、森枝雄司・市川秋子 共著、1999)でも、ジュジョールを取り上げている。

 私が知っているのは上記のようなものですが、もし、ほかにご存じの方は是非教えてください。



『ガウディの影武者だった男』目次
序 章 一九二六年……ふたりの建築家

第一章 ガウディを越えた男
  最初の共同作業〈カサ・バトリョ〉
  ガウディとジュジョールの出会い
  パルマ・デ・マリョルカにて
  壁に絡みついたジュジョール的造形〈カサ・ミラ〉
  「悲劇の一週間」とカサ・ミラ
  秘められたカタルーニャ主義〈グエル公園〉
  ガウディと破砕タイル
  ガウディらしさとジュジョールらしさ
  ガウディの中のジュジョール

第二章 時代に遅れてきた男
  タラゴナにて〈地中海のバルコニー〉
  廃墟と化した劇場〈メトロポール〉
  嵐の海を漂う船のように
  ジュジョールの町サン・ジュアン・デスピ
  描かずにはいられない
  カタルーニャの奥の細道へ〈カサ・ボファルイ〉
  キリスト誕生の瞬間か!?
  ジュジョールの中のガウディ

第三章 忘れ去られた建築家
  歴史と芸術の街バルセロナ
  一九一一年のスキャンダル
  一九二九年バルセロナ万国博
  芸術家たちとスペイン内戦
  二十世紀芸術の影武者ジュジョール

終 章 再訪サンチュアリ・ダ・モンフェリ
『ガウディの影武者だった男』
天才の陰で忘れ去られた
バルセロナ建築界の奇才
(徳間書店、1992)

注)すでに絶版になっており、古書、図書館などでしか読むことはできないと思いますが、チャンスがあれば読んでください。内容、表記等、1991年当時の知識で書いているため、現時点では十分ではないところもあることはご了承ください。

注)お問い合わせ、情報提供は下記のメールアドレスまでお願いします。
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