メトロポール劇場(Teatre del Patronat Obrer, Tarragona, 1908)

  ジュジョールが故郷タラゴナで手がけた初期の作品。
「嵐の中を航海する船」をイメージして
設計したという劇場は、一見地味。
しかし、海にちなんだ装飾がちりばめられている。

階段の細部にまでジュジョールらしさが。

 
  階下の天井は海面のイメージ。
激しく波うっている。
グランドレベルのフロアには、
ラテン語でイエスの名が刻まれている。
 
  表通りの入り口からの客席へと続く通路。
船のデッキを思わせるような手すり。
 
  簡素な柱と装飾を施した柱。
この劇場は、一時、廃墟と化していたが、
1990年代前半、大規模な解体修復工事が行われ、
見事によみがえった。
 
  怪しげな雰囲気を醸し出す。
手すりの一部にくりぬかれた造形。
 
  壁には、浅いレリーフが刻まれた箇所がある。
同時期に手がけていた
ガウディのカザ・ミラにも通じる手法か!?
裏通りから入った中庭(?)の奥にある入口。
 
  入り口の横の壁面には装飾的な浅い凹凸がある。
通路の下は淡いパープルと鮮やかな黄色のペイント。
 
  通路の屋根は軽く波打つ曲線で構成されている。

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