ジュゼップ・マリア・ジュジョール・ジベール(1879年-1949年)は、20世紀前半、バルセロナで活躍した建築家です。
日本ではあまりその名が知られていませんが、ガウディに見いだされ、ガウディの代表作において類い希な色彩感覚、造形的な才能を発揮しました。
破砕タイルの装飾が美しいグエル公園。その波状ベンチのタイル装飾やコラージュなどを手がけたのはジュジョールでした。
また、ラ・ペドレラ(カザ・ミラ)の手すりのデザインもジュジョールによるもので、工事の途中で手をひいたガウディに代わり、ペドレラを完成させたのもジュジョールでした。
ガウディの造形にジュジョールの芸術性がプラスされたことで、ガウディの作品はより完成度の高いものになったと言っても過言ではないでしょう。
近年、ジュジョールの評価は高まりつつあります。
2002年には「ガウディ生誕150年」のイベントの一つとして、「デザイナー・ジュジョール」という展覧会がバルセロナのカタルーニャ美術館で開かれたほど。ジュジョールの生まれ故郷タラゴナでも何度か展覧会が開かれています。
日本では2002年末から2003年初頭、横浜赤レンガ倉庫のギャラリーで「生命の建築:ガウディとジュジョール」展が開催されました。
ジュジョールの作品はバルセロナにはあまり残っていません。が、バルセロナ近郊、カタルーニャ南部の町や村には、ジュジョールが修復を手がけた教会、住宅などがたくさん残っています。小規模な作品が多いのですが、ジュジョールの才能を知るには十分な作品です。
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